アプリ開発を依頼する時の費用相場【ケース別】~外注でアプリを作るにはいくらかかる?~

アプリには仕事で使うものからプライベート用のものまで幅広く存在しています。

PCやスマホが普及している現代において、生活の中でアプリを使う機会は必ずと言って良い程あるでしょう。

使う機会が多いということは、それだけビジネスチャンスとして捉えることができるため、アプリ開発の需要が増えているとも考えられます。

この記事では、Webアプリやスマホアプリ等のアプリ開発を外注した場合、どのくらいの費用がかかるのか、また費用の内訳についてケース別で説明・解説をしていきます。

目次

アプリ開発費用の相場~種類別・機能別~

アプリ開発にかかる費用は、主にエンジニア等の「人件費」と開発にかかる「期間」を掛け合わせた額がベースとなってきます。

基本的に「人月」という単位が用いられ、例えば3人月だと3人のエンジニアが作業をして1ヶ月で作業が完了するという意味になります。

そのため、一概にアプリ開発と言ってもアプリの種類や機能によって必要な人件費と期間が異なるため、開発するアプリによって開発費用は大きく異なってきます。

以降では、アプリの種類別・機能別での一般的な費用相場について説明していきます。

アプリ種類別

アプリの種類としては大きく以下2つに分かれます。

Webアプリ

Webアプリとは、名前の通りWeb上で動作・利用ができるアプリケーションのことです。

スマホアプリと違いWeb上で動作するため、自身の端末にインストールすることなく使えることが特長の1つです。

具体的な例としては、Amazonやブラウザ版のTwitter等が挙げられます。

一般的に、Webアプリの開発費用は以下のような費用相場になります。

・小規模なWebアプリの場合:100万円〜1,000万円程度

・中規模のWebアプリの場合:1,000万円〜3,000万円程度

・大規模なWebアプリの場合:3,000万円〜1億円程度

プロジェクトの内容や規模、外注先の技術力や開発体制によって大きく変わることがあります。

また、Webアプリの場合、開発だけでなく保守運用にも費用がかかることが多いため、それらの費用も考慮する必要があります。

スマホアプリ

スマホアプリとは、名前の通りスマートフォン上で動作・利用ができるアプリケーションのことです。

App StoreやGoogle Play等のアプリケーションストアから自分のスマホにインストールすることで動作・利用できますので、インストール後はWebに接続していなくても使うことができることが特長です。

具体的な例としては、スマホアプリ版のTwitterやYoutubeが挙げられます。

開発費用については、Webアプリに比べてOSごとの開発が必要となります。

搭載する機能によっても費用・期間が大幅に変わるため一概には言えませんが、一般的な機能を持ったスマホアプリの開発費用は以下のような費用相場になります。

・小規模なスマホアプリの場合:100万円〜500万円程度

・中規模のスマホアプリの場合:500万円〜2,000万円程度

・大規模なスマホアプリの場合:2,000万円〜1億円程度

より複雑な機能のアプリの場合はそれ以上の費用がかかることもありますし、スマホアプリの場合は開発だけでなく、アプリのデザイン・マーケティング等も重要となるため、これらの費用も考慮する必要があります。

機能別

アプリで採用される主な機能とその相場

OS(iOS / Android)

OSとはOperating System(オペレーティングシステム)の略で、簡単に言うとPCやスマホが動作するために必要なソフトウェアのことです。

Webアプリではブラウザに動作が依存するためOSごとの開発はしませんが、スマホアプリではOSごとの開発が必要になります。

開発費用についてはOS1つにつき100〜200万円くらいが相場となります。

現在のスマホアプリですと、iOSとAndroidの両方に対応できるアプリが一般的です。

また、OSのバージョンによっても追加で開発が必要になることがあるので、その分の費用がかかる可能性もあります。

データ利用

ユーザー情報や商品情報等のデータを使ったアプリの場合には、データを保存するためにDB(データベース)が必要になります。

新しくDBを構築して連携する場合、小規模なDBだと数十万円〜、大規模なDBになると数百万円〜の費用がかかります。

自社で既にDBを持っている場合には構築費用は不要になりますが、DBとの連携作業は必要になります。

ログイン連携(メールアドレス/SNS連携)

ログイン方法には、メールアドレスとパスワードでログインする方法とSNSと連携をしてログインする2通りの方法があります。

メールアドレスとパスワードでのログイン方法の場合は、メールアドレスとパスワードをDBに保存しておかなくてはいけないので、SNS連携と比べて開発費用がかかる傾向にあります。

おおよそ20〜40万円程の費用がかかってきます。

一方、GoogleアカウントやAppleアカウントでログインするSNS連携の場合は、おおよそ10〜20万円程が開発費用の相場になります。

決済システム

アプリ上で課金をさせる場合は、決済システムを構築しサービスと連携させる必要があります。

新しく決済システムを構築・連携することになると50〜70万円程の費用がかかってきますが、既に決済システムを構築している場合には連携費用(10〜20万円程)のみがかかります。

まだ決済システムがない場合は、自分達で構築をせずにStripe(https://stripe.com/jp)やPayPal(https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/home)等の外部SaaSを利用するのも選択肢の一つになってくるでしょう。

利用料はサービスによって異なりますので、新たに決済システムを構築する際にかかる費用と比較検討するのも良いでしょう。

他社ツールの実装

決済システムでも少し触れましたが、自社システムの中で他社ツール(SaaS等)を実装・利用することも開発の選択肢として考えられます。

決済システムではStripeやPayPalを例に挙げましたが、もっと身近な例をあげるとGoogle Mapを使って地図情報を取得・利用することもできます。

他社ツールには無料のものもあれば有料(月額制・従量課金制)のものもあるので、検討する際にはそういったランニングコストも含めて検討する必要があります。

例に挙げたGoogle Mapに関しては、$200/月までが無料利用枠として用意されていますが、それを超過した場合にはその分の費用が発生してきます。(参考:https://mapsplatform.google.com/intl/ja/pricing/

学習アプリ

近年需要が拡大しているアプリの一つに学習アプリが挙げられます。

名前の通り学習に特化したアプリですが、オンラインで学習をすることができるので時間や場所に囚われずに学習をすることができるメリットがあります。

学習アプリにはWebアプリ・スマホアプリのどちらも存在していますが、必要となる基本機能は共通しており、ユーザー登録・ログイン・カリキュラムの表示・授業内容の配信・問題集・テスト・成績管理等が挙げられます。

これらの基本機能だけでも開発には数百万円はかかり、音声・動画の配信機能等の追加機能が必要な場合は1,000万円近い開発費用が必要な場合もあります。

アプリ開発費用の内訳

開発期間・開発工数

開発期間・開発工数はアプリ開発にかかる費用のベースとなる部分です。

一般的に、開発するアプリの複雑さや機能の数、開発チームの人数や技術力によって異なってきます。

単純なアプリの場合は1〜2人の開発者が1〜3ヶ月程度で完成できますが、複雑だったり大規模なアプリの場合は数十人規模の開発チームが1年以上かけて開発を行う場合もあります。

エンジニアの人件費

開発期間・開発工数と並ぶアプリ開発にかかる費用のベースとなる部分です。

エンジニアの技術力や所属企業によって人件費が異なってきますが、1ヶ月あたり40万円〜がエンジニア1人の人件費としてかかると考えられます。

実際に開発を行うエンジニア以外にも、プロジェクト全体を管理するPM(プロジェクトマネージャー)やエンジニアチームを管理するEM(エンジニアリングマネージャー)等のマネジメント人材が必要になる場合もあります。

マネジメント人材の人件費はエンジニアより高くなることが一般的で、1ヶ月あたり80万円〜が費用相場と考えられます。

デザイン費用・サーバーサイド費用

Webアプリにおいてもスマホアプリにおいても、管理画面等の自社内でしか使わないためデザインは最低限揃っていれば問題ないという場合を除き、アプリ開発にはデザイン費用もかかってきます。

自分達でデザインを作成もしくは準備することができる場合は、開発時にそのデザインを組み込むだけで良いですが、デザイン作成ができない場合は外部に依頼する必要があります。

作成する場合の費用は作成する画面数やデザインの種類等によって変わりますが、平均的に数十万円〜数百万円程度はかかってきます。

デザイン費用には、デザインのコンセプトやデザイン要素の設計、色彩やフォントの設定、UI/UXの検討等が含まれます。

また、データ利用で記載した通り、ユーザー情報や商品情報等のデータを使ったアプリの場合にはDB(データベース)が必要になりますが、DBにデータを新規作成したり既にあるデータを更新・削除するためにはサーバサイドの開発が必要になります。

その場合は、データ利用をしないアプリと比較して開発費用は1〜3倍程になると見込まれます。

公開後の保守費用

公開後の保守・運用にかかる費用は開発費用に含まれていないことがあるので注意が必要です。

開発時に全てのバグや不具合を見つけることは不可能ですので、アプリのリリース後に思わぬバグや不具合が見つかることがあります。

また、バグや不具合以外にも、ユーザビリティ向上のための機能追加・改善が必要になったりすることがあるため保守・運用は欠かせないものと言えます。

保守・運用の費用については、10万円〜/月であったり開発費用の10%であったりと会社によって異なってきますが、想定以上にかかる場合もありますので事前に確認することを忘れないようにしましょう。

OSのアップデート費用

Webアプリでもスマホアプリでも、ユーザーの使用する端末のOSアップデートに対応する必要があります。

直近だとMacOSやiOS、アンドロイドは約1年に1度OSのアップデートを行なっていますので、アプリ側でもアップデートに合わせて対応する必要があります。

OSアップデートに合わせた対応をしない場合は、以前は使えてた機能が操作できなくなったり、最悪はアプリ自体が動作しなくなる可能性もあります。

OSのアップデート費用に関しては保守運用費に含まれることが多いですが、おおよそ10万円〜かかると考えられます。

アプリ開発費用の算出方法

アプリにかかる開発費用については、冒頭で記載した通り「人件費」×「期間」の金額がベースとなってきます。

そこに諸経費と呼ばれるインフラ代や有料ライブラリ・APIの使用料等が加えられます。

算出の計算式としては以下になります。

・開発費用 = 「人件費」×「期間」+ 諸経費(インフラ代や保守運用費等)

簡単な例を挙げると以下のようになります。

人件費人月単価40万円のエンジニアが3人(40万円 × 3人 = 120万円)
期間6ヶ月
諸経費月当たり10万円

・120万円 × 6ヶ月 + (10万円 × 6ヶ月) = 780万円

ただし、諸経費に含まれているインフラ代やAPI使用料等についてはアプリが使用され続ける限り費用が発生しますので、上記金額はあくまで開発にかかる費用で保守運用費は別ということにご注意ください。

アプリ開発費用を抑えるポイント・コツ

アプリ開発を外注する上で、魅力的なアプリを開発したい一方で開発にかかる費用は極力抑えたいという場合がほとんどかと思います。

アプリ開発にあたり、以下項目を意識することでアプリ開発費用を抑えることができるでしょう。

  1. アプリを開発する目的やターゲットを明確化する

アプリ開発を行う際には、「なぜそのアプリを開発するのか」やターゲットユーザーを明確化させておくことが開発費用の削減に繋がります。

明確化させておかないと、デザインを決める際に必要なコンセプトが抽象的であったり、必要な機能を決める際にユーザーニーズが分からないことが起こり得てしまい余計な開発工数がかかってしまいます。

  1. MVPを開発する

MVPとはMinimum Viable Productの略で、最小限の機能を持ったプロトタイプのことです。

最初に開発するアプリはMVPとして開発を行い、市場の反応やユーザーのフィードバックを収集してから、機能を追加していくことで開発費用を抑えることができます。

MVPに関する記事も掲載しておりますので是非ご覧ください。

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  1. 余計な機能を省く

アプリに不必要な機能を盛り込まないことで、開発費用を抑えることができます。開発前に必要な機能を整理して、その機能を実現するために必要な技術やリソースを最小限に抑えることがポイントです。

  1. スマホアプリでなくWebアプリを開発する

スマホアプリの項で記載した通り、iOS/Androidそれぞれに対応する開発が必要となるため、一般的にWebアプリに比べて費用が嵩む傾向にあります。

また、スマホアプリはユーザーにダウンロードをしてもらわないと利用ができないため、Webアプリよりブランディングやマーケティングが重要となってきます。

費用をかけてブランディングやマーケティングを行ったものの、ユーザーニーズを正しく捉えられていなかった場合はその費用が無駄になってしまう可能性があります。

そのため、まずはWebアプリとして開発を行い、ユーザーニーズを確認したり知名度を高めたりした後にスマホアプリの開発を行うことで開発費用を最小限に抑えることができるでしょう。

アプリ開発を依頼する時の注意点

アプリ開発を依頼する際に、「あの有名アプリに似たアプリを作りたい」という考えは必要です。

ただし、その考えだけでアプリ開発を依頼してしまうと、開発側に伝わる要望が抽象的なものになってしまうので、想定しているものと違うものができてしまい想定以上に開発費用がかかってしまう恐れがあります。

そのため、開発を依頼する際には「あの有名アプリに似たアプリを作りたい」をベースにして、「なぜそのアプリを作りたいか?」「そのアプリを作ることでどのような問題を解決したいか?」等の具体的に「どういったアプリを作りたいか」に落とし込んでいくことが重要です。

クリーヴァではSucSak(サクサク)という、月額制でシステム開発チームのレンタルサービスを行なっております。

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