レンタルCTOとは?解決できる課題と担当業務の例もあわせて解説

CTO不在の企業では、不具合対応の難しさや技術的負債を返済できないなどの問題を抱えがちではないでしょうか。

そんな困りごとを解決できるのが、近年増えつつある「レンタルCTO」のようなサービスです。

この記事では、CTOのレンタルサービスのメリットや業務内容について解説しています。技術面でお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

レンタルCTOとは

レンタルCTOとは、スパイシーソフト株式会社が提供しているサービスであり、依頼した会社専門のCTO(最高技術責任者)として技術面での問題解決のサポートを行うものです。

「レンタルCTO」自体は登録商標ですが、同様のサービスを提供している会社は多く、「外部CTO」「CTO代行」「CTOレンタルサービス」など様々な呼び方があります。

また近年、CTOに限らず、レンタルCFO(最高財務責任者)・レンタルCMO(最高マーケティング責任者)など、CxOのレンタルサービスは増加傾向です。

これらのサービスが増えている要因としては、CTOなどのハイスキル人材が不足していること、そもそもCTOの採用が難しいことが考えられます。さらには、経営陣に技術面での理解が乏しいことや高額な報酬も相まってCTO不在の場合も多く、多数の中小企業で困りごとが発生しています。

そのため、CTOのレンタルサービスやCTOの育成・採用支援サービス、必要時のみのオンデマンド型サービスなどが注目されています。

CTOの不在でよくある困りごと

技術面での悩みはプロジェクトの成否に影響を与えかねないものです。企業にCTOがいないことで「技術面の困りごとを相談できる人がいない」とよく耳にするのではないでしょうか。そこで、具体的にどのような困りごとがあるのか、以下で解説します。

不具合対応

開発の進捗が遅れた際のリカバリーが難しい、開発したソフトウェアの品質が不十分であった際の対応ができないなどは、よくある困りごとです。

これらはエンジニアやマネージャー不足、さらには技術レベルの低さから起こりうるといわれています。

CTOが不在で経営陣が技術面に明るくなければ、エンジニアの採用・育成やマネジメントは難しく、技術レベルの底上げも難しいまま。そのような状態では、不具合の対応も十分にできないと考えられます。

技術的負債

技術的負債とは、効果的な良い方法より早く簡易な方法を優先したゆえに起こる複雑さや追加作業のコストを指します。技術的負債は一概に悪ではなく、意図して抱える場合もあり、例えば機能開発を行いながら返し続けるようなものなら悪いものではありません。

しかし、返済のあてがないまま積み重ねてしまうのは悪い技術的負債です。

CTOの不在により、目の前のアプローチしか考えずに不適切な方法を選べば、開発してからミスに気付くなどの事態が起こりえます。

新機能開発が進まない

CTOの不在により、新機能の開発が進まないのもよくある困りごとです。

そもそも企画しているプロダクトが実現可能か分からない、開発のアプローチ方法や技術が分からない、開発会社の選定ができないなども、よく聞かれます。

さらに先の段階では、開発会社から提示された見積もりの妥当性が判断できない、開発後の保守運用や追加開発ができないといった悩みも尽きません。

このような状態では、新たな開発を進めるのも困難となってしまいます。

CTOのレンタルサービスのメリット〜解消できること〜

CTOの採用が難しいなか、レンタルサービスの存在は魅力的に感じるのではないでしょうか。

しかし、CTOのレンタルサービスは有用ではあるものの、ただ利用すれば良い訳ではありません。なぜなら、CTOによるアドバイスを元に実践できる環境や体制があることは必須だからです。さらにいえば、CTO候補となる人材がいることも望ましいでしょう。

それを踏まえて、CTOのレンタルサービスのメリットや解消できることについて、以下で解説します

  • いつでも不安なこと・疑問なことを相談できる
  • 定額制などにより低コストでサービスを受けられる
  • 「作りたい」を実現する可能性を高められる
  • 社内の開発チームづくりの一助になる

いつでも不安なこと・疑問なことを相談できる

CTOのレンタルサービスの一番のメリットは、技術面での不安や疑問を相談できることにあるでしょう。

レンタルサービスで限られた時間ではあるものの、CTO不在における悩みが気軽に相談できることは心強く、プロジェクトの成功の可否にも大きく影響するはずです。

定額制などにより低コストでサービスを受けられる

CTOの採用となると、比較的高額な報酬が必要となりますが、レンタルサービスであれば、採用よりも低コストで済ませられます。

報酬体系は各サービスにより異なるものの、一ヶ月あたり決まった稼働時間かつ一定期間の契約で定額となっているもの、スポット的な利用が可能なものなど様々です。

いずれにせよ、CTOの採用と比べコスト削減はもちろんのこと、決まった時間内での参加による効率アップも期待できます。

「作りたい」を実現する可能性を高められる

作りたいものを「作れる」に変えられるのもCTOのレンタルサービスのメリットでしょう。

開発プロジェクトの立ち上げから、技術の選定、プロジェクトの進捗の管理、開発したシステムの不具合の解消、開発後の保守運用など、よくある問題を解消できるはずです。

優先順位をつけたり、最小限のものから開発するなどの提案もでき、自社の事業計画を実現可能なものとしてくれます。

社内の開発チームづくりの一助になる

技術面に明るくない経営者の悩みの一つに、開発チームや組織づくりの難しさがあるのではないでしょうか。

そのような場合は、CTOのレンタルサービスを活用することで、開発の中心となるベテランエンジニアの採用をはじめ、徐々にエンジニアを増やしてチームを作り内製化することも可能です。

また、サービスによっては、プロダクトマネージャー(PdM)のように全体の舵取りのような役割を果たすこともできるでしょう。

CTO不在により組織づくりに難航している企業でも、開発チームを作る一助になるはずです。

CTOのレンタルサービスの業務内容の例

CTOのレンタルサービスにより様々なメリットがありますが、具体的にどのような業務を依頼できるのでしょうか。各サービスにより違いはあるものの、一例として以下のような業務が挙げられます。

事業の立ち上げに関すること

  • 技術的な観点からの事業計画の検討・仮説の検証
  • 開発費用や工数の見積もりや妥当性の検討
  • 開発会社の選定
  • システム開発のディレクション

開発段階に関すること

  • 自社に合わせた技術選定
  • プロトタイプ(試作品)の制作
  • ソフトウェア品質向上の仕組みづくり
  • リファクタリングの促進

エンジニアや組織に関すること

  • エンジニア採用体制の整備・改善・採用支援
  • 業務の効率化の支援
  • マネージャーなどの育成メニューの開発
  • エンジニアリング組織の構築
  • 開発組織のマネジメントの改善

各会社が提供するサービスやプランにより業務内容は異なるため、自社の悩みとマッチする会社を探して相談してみましょう。

まとめ|技術面で困っていたらCTOのレンタルサービスがおすすめ

CTO不在の企業では、技術面での困りごとが多々あるといわれています。

そんななか増えているのがCTOのレンタルサービスです。名称は違えど近年増えつつあるサービスで、CTOに限らずCxOのレンタルサービスは少しずつ広がりを見せています。

CTOのレンタルサービスにより、いつでも技術面での相談ができる安心感を得られ、エンジニアの採用・育成など開発チームも作りやすくなるでしょう。さらに、通常のCTO採用・就任と比較して低コストで済むのも嬉しいポイントです。

具体的に任せられる業務内容は各サービス・プランにより異なるため、サービス提供会社に確認が必要ですが、技術面でお困りでしたら相談してみる価値はあるのではないでしょうか。

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